仕事内容
<ミッション>
SLE(Starlight Engine)社における安全技術・ステークホルダーマネジメントにご尽力いただける方を募集します。
SLE社は、核融合のキーコンポーネントを世界に提供している京都フュージョニアリングのグループ会社として2025年4月に設立されました。SLEは2030年代のフュージョン(核融合)エネルギーの発電実証を目指す世界最先端のFAST (Fusion by Advanced Superconducting Tokamak) プロジェクトを立ち上げており、2028年頃を目標に核融合炉の建設を計画しています。
本ポジションでは、FAST施設の建設に向け、立地地盤検討、建屋の耐震・免震、建屋設計など、土木・建築に関する業務に従事していただきます。特にFASTでは、従来の原子力・火力の枠組みに収まらない「核融合特有の荷重条件・安全要求」が存在するため、これらを踏まえた新しい建屋設計思想の構築が求められます。また、これらの業務に関するチーム設計やベンダーマネジメントを担当していただきます。土木・建築技術を軸に、フュージョンエネルギーの社会実装に直接貢献することができます。
<仕事内容>
主な業務内容は以下の通り。
・土木・建築業務体制の構築・運営:FAST 建設に向け、土木・建築部門を立ち上げ、必要な体制・手順の整備をリードする。核融合施設に特有の解析・技術領域(気密性、遮蔽など)を考慮した、新しい設計プロセスの確立も含む。
・概略設計、詳細設計、許認可、着工・建設までのFASTプロジェクトを土木建築の観点からリードする。従来の大型発電所設計に加えて、核融合の要求性能を建屋側に正しく反映させるための設計調整(荷重条件、耐震・免震方針、構造形式など)を主導。
・規制対応・許認可取得:自治体・規制当局との調整や審査対応、許認可に必要な資料作成をリードする。安全を確保した建屋成立性の論理構築や、核融合に適した新たな耐震ロジックの検討などにも関与いただく。
・地域・規制機関とのリスクコミュニケーションを担い、社会受容性の形成に貢献する。核融合の特性を踏まえた「わかりやすい技術説明」や新技術の社会的理解促進も期待する。
・外部専門家・ベンダー管理など、必要な技術解析・評価を担う外部パートナーの選定・管理を行い、成果物の品質を確保する。核融合向けの設計手法を外部企業と共創しながら、業界標準を見据えた仕様構築を行う。
必要な経験・スキル
<必要要件>
《求める経験(以下いずれかについて5年以上)》
・原子力・火力関連施設等における土木建築設計の実務経験、建設プロジェクト経験 (例:建設会社、メーカー、電力会社、プラントエンジニアリング会社など)
・放射線・放射性物質を取り扱う施設における建屋設計・意匠設計・遮蔽設計などの実務経験、または、その発注・委託管理の実務経験
・耐震・免震設計等の実務経験
・その他、上記に関連するプロジェクトマネジメント経験
《求めるスキル》
・土木建築の専門知識
・技術文書作成能力(日本語必須、英語あれば尚可)
・合理的なリスク評価・リスクコミュニケーション能力
・関係者調整力、プロジェクト推進能力
・新領域へのキャッチアップ意欲
《歓迎要件》
・原子力工学の専門知識
・許認可業務(安全審査対応、提出資料作成など)
・新領域に既存技術を応用しながら設計方針を自ら決めていく経験
募集概要
(フルタイムの場合)
Starlight Engine株式会社について
Vision
Mission:私たちが、フュージョンエネルギーを実現する(Bringing fusion energy to the world)
Values:
1. 実現性にこだわり抜く(Grounding fusion in reality)
・Boldness/大きな志を、現実の計画と行動に落とし込む
・Integration/技術・事業・制度・社会を切り離さず、一体で捉える
・Scalability/実証にとどまらず、産業化まで前進させる
2. 揺るぎない信頼を築く(Building enduring trust)
・Safety/安全性には、常に真摯に向き合う
・Discipline/規律ある判断と行動を貫く
・Integrity/透明性、ガバナンス、倫理を重んじる
3. 多様なプロフェッショナルが挑み続ける(Forging a team of diverse professionals)
・Excellence/深い専門性を磨き、進化し続ける
・Diversity/異論を、判断の質を高める資源と捉える
・Ownership/困難な課題にも、最後まで責任を持つ
事業内容
私たちStarlight Engine株式会社は、2030年代のフュージョンエネルギー発電実証を目指す民間主導の産学連携プロジェクト「FAST(Fusion by Advanced Superconducting Tokamak)」の推進主体です。2025年4月に設立され、フュージョン(核融合)エネルギープラントの研究・開発・販売を事業内容としています。
FASTプロジェクトは、燃焼プラズマからフュージョンエネルギーを取り出し、プラズマ維持と工学的課題を統合的に実証する、世界で初めてのプロジェクトです。高温超電導(HTS)コイルや低放射化材料、燃料増殖ブランケット、発電・熱利用技術など最先端の炉工学技術を結集した低アスペクト比トカマク装置「FAST」を開発し、D-T燃焼の実証・トリチウム燃料サイクルの確立・発電実証・システムインテグレーションの4つの技術課題に取り組みます。
重水素は海水から抽出可能、トリチウムは自己増殖が可能なため燃料の安定確保が見込め、燃料や生成物に温室効果ガスを含まず、高レベル放射性廃棄物も発生しないフュージョンエネルギーは、日本のエネルギー安全保障とカーボンニュートラル社会の両立を支える次世代基幹エネルギーです。私たちは単体技術の実現にとどまらず、発電実証から産業化・商用プラントの建設・海外輸出までを一体で推進し、日本発のフュージョンエネルギー産業創出をけん引します。名古屋大学・東京大学・京都大学など国内主要大学との共同研究、三井物産・三菱商事・丸紅・鹿島建設などの産業パートナーとの連携のもと、研究から産業へのブレークスルーを全速力で追求しています。
代表取締役社長 CEO
菊地 清貴
三菱商事にて30年以上にわたり事業投資、PMI、事業再生、グローバル経営を担い、常務執行役員としてコンシューマー産業グループCEOおよびアジア大洋州地域代表(19か国・42拠点)を歴任。川上から川下に至る事業の連結経営、資本再編を伴う企業価値向上、新規事業開発を主導してきた。不確実性の高い大規模・長期プロジェクトにおいて多様な関係者を束ね、サプライチェーンの構築・運用と事業化推進を国内外で実践。こうした経験を活かし、2026年4月よりStarlight Engine株式会社の代表取締役社長CEOに就任。フュージョンエネルギーを「研究」から「産業」へと発展させる中核企業として、日本発のフュージョンエネルギー産業創出を指揮している。
メンバー
東 修平
外務省にて多国間の経済連携交渉に携わった後、日系経営コンサルティングファームのインド法人にてグローバル戦略策定に従事。2017年に全国最年少で大阪府四條畷市長に就任し、2期8年にわたり市政改革を主導。京都大学大学院では原子核工学を専攻し、トカマクプラズマの粒子シミュレーションに取り組んだ。
吉岡 悠人
前職の総合商社では、当時日本企業としては初のオペレータシップ案件となる天然ガスプロジェクトの開発業務に従事。その後シンガポールにてトレーダーとして事業を拡大。21年11月に京都フュージョニアリングに参画し、ビジネス部門担当執行役員として会社の事業拡大を牽引した。京都大学経済学部。
伊庭野 健造
米国大学・研究機関と連携し、フュージョン炉設計とプラズマ材料の相互作用研究に15年以上従事し、商業炉の実現を科学的に検証。自身の経験をもとにOISTにてVSM Mentorとしてスタートアップ支援を実施。慶応義塾大学。イリノイ大学M.S.。京都大学Ph.D.。
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