仕事内容
2026年に見直される国の住生活基本計画では、住宅ローンの超長期化を背景に、高齢期の返済不安を軽減し、ローン債務が残る不安なくライフステージに合わせた住み替えが可能となる新しい仕組みとして、残価設定型住宅ローンを推進することになりました。
これに先立ち、JTIは、2006年から運営するマイホーム借上げを通じてえられたビッグデータや青山学院大学金融技術研究所が開発したリスク管理モデルを用いて、2023年より、住宅ローンの担保となる長期優良住宅の残価を50年間保証する残価保証の提供を開始しました。民間金融機関はこれを用いることで、金融技術的に非常に難易度が高い残価設定型住宅ローンを提供することができます。
残価設定型住宅ローンは良質な担保住宅の確保が出発点となるため、JTIでは、ここまで、住宅事業者のネットワーク化を進め、2025年末時点で大手メーカー8社を含む31社にまで広げて、国の認定長期優良住宅全体にも相応のシェアをしめるようになりました。一方、新しい商品なので、金融機関はこれまでのところ三菱UFJ銀行、楽天銀行、日本住宅ローンの3社に絞って取り組んできたところです。
しかし、国が本格的に取り組む方針を示したことから、2026年より全国の金融機関に幅広くサービス提供をすることにより、40年、50年と超長期化が進む住宅ローンに伴う不安を解消し、高くなる一方の住宅を無理なく変える「アフォーダビリティー」の実現に貢献していく方針です。
今回のポストは、この業務を代表理事(青山学院大学教授)と共に、推進する中核となる中堅人材を募集するものです。サービス内容は不断の開発・改良が必要となるため、理事室における企画開発業務にも関与いただきます。ご自身で開拓したビジネス基盤をもとに将来的に経営幹部として処遇したいと考えています。
必要な経験・スキル
銀行・信金・信組、住宅金融支援機構、モーゲージバンクといった住宅ローンを扱う金融機関や、大手メーカー等で住宅ローンの企画等に携わって、住宅ローンの業務知識を有する方。法律や税務か、事務・システム系の知識やマニュアル作成経験等があることが望ましい。
金融機関ごとに異なる住宅ローン商品やシステム対応を踏まえて、導入支援を行える、思考の柔軟性を有する方(JTIのシステムはほとんどの金融機関の実情に対応していますので、システム開発自体の経験は必要ありません)。
まったく新しい仕組みですので、金融実務を経験し、実務を通じてIT的な専門性も身に付けてみたい法律職の方にも適しています(原則無期雇用ですが、ご希望があれば契約期間を設定します)。
金融機関に対する導入営業自体は、住宅事業者等の希望も踏まえてトップダウンで代表理事が行いますので、営業活動よりは、導入を希望する金融機関の実務担当者に丁寧に仕組みを説明し、先方の細かなニーズに合わせてJTIの対応を代表理事とともに検討するといった、知的なやりとりができる資質を重視します。
募集概要
(フルタイムの場合)
一般社団法人移住・住みかえ支援機構について
Vision
住まいをゆたかに。明日をもっとゆたかに。
マイホーム借上げ制度を中心とした様々なサービスや技術によって、日本の住宅に、金融資産としての価値をもたらします。また、かせるストックなどの証明書の発行により、長期優良住宅を建築する意義を確立。社会に良質な住宅ストックを循環させます。マイホームを、日本が誇れる金融資産に。これまでにない金融技術と制度で、JTIが日本のハウジングライフを支えてゆきます。
事業内容
2006年に国土交通省住宅局のモデル事業として、青山学院大学教授・金融技術研究所長を兼務する現代表理事(大垣尚司)が中心となり、大手住宅メーカー、住宅事業者団体、金融機関等の協賛を得て設立。
国の基金による債務保証を得て、住まなくなったマイホームや相続空家を借り上げて若年層に転貸するマイホーム借上げ制度を基本業務に据え、この業務を通じて蓄積した家賃等のデータを活用して、「実現可能な」住宅の収益還元価値を保証する残価保証業やこれを活用した残価設定型住宅ローンの提供等、新しい時代の住宅金融を中立的な立場から先導し支援しています。
※国土交通省が管轄する(一財)高齢者住宅財団の住替支援保証業務の事業実施主体として認可を受けて、公的移住・住みかえ支援制度の実施・運営にあたっている国内唯一の非営利一般社団法人
<主要業務>
◆マイホーム借上げ制度の実施
JTIの「マイホーム借上げ制度」は、シニアの皆さま(50歳以上)のマイホームを借上げ、国の基金によるサポートも得て、安定した賃料収入を保証するものです。1人目の入居者が決定して以降は、制度利用者(オーナー)は入居者のいるいないにかかわらず、JTIを通じて賃料収入を得ることができます。
◆かせるストックの認定
JTIが定める耐久性、長期にわたるメンテナンス制度を備えた新築住宅を、「かせるストック」(移住・住みかえ支援適合住宅)として認定します。認定を受けた住宅は、「マイホーム借上げ制度」の通常の利用条件である50歳を待たずに、簡単な手続きでいつでも借上げ制度を利用することができます。JTIではこの制度を通じて、日本に社会の財産として役立つ、長寿命住宅が増えることを願っています。
◆かせるストック認定住宅の残価保証制度とこれに利用した残価設定型住宅ローンの提供支援
マイホーム借上げ制度の運用を通じて得られたビッグデータをもとに、長期にわたり運用可能なかせるストック認定住宅の将来価値(残価)を保証することにより、指定金融機関を通じた残価設定型住宅ローンの提供を支援します。
残価設定型住宅ローンは、JTIが住宅ごとに査定する残価とローンの借入条件に基づいて決定される「残価設定月」以降いつでも、ローンの返済額を大幅に圧縮した「新型リバースモーゲージ」に転換することのできる権利(返済額軽減オプション)と、同オプション行使後はいつでもローン残高で住宅をJTIに買い取ってもらえる権利(買取オプション)のついた住宅ローンです。
また、当初に残価設定型住宅ローンを借りない場合には、最初に借りた住宅ローンをいつでも残価ローンに借り換えることのできる家の残価保証証明書が発行されます。
近時、住宅価格が高騰し、住宅ローンの期間がこれまでの35年からさらに伸びて40年〜50年となっており、今後老後の返済不安が社会問題となる可能性があります。残価保証制度が普及すれば、長期化によって返済額を圧縮しながら、将来の返済不安も解消することができます。
◆転貸を通じた子育て支援と良質な住宅ストックの循環
皆さまから借上げたマイホームは耐震性能を確認の上、子育て中の若年層を中心に転貸して運用します。ゆとりある住環境の提供を通じて、JTIは子育て世代を支援するとともに、良質な住宅ストックの循環を図ります。
◆住宅の資産化に向けた制度の開発
近年、問題になっている空き家の流通促進を図り、賃貸住宅として再生・資産化すべく制度の開発を進めています。
◆新しい金融商品の開発・提供
上述のように、金融機関と提携して、様々な金融商品(ローン)を利用者に提供してまいります。
◆住みかえ支援に関する情報提供
中立機関として、さまざまな移住・住み替え支援を実施している地方公共団体や民間企業から情報を収集し、サイトなどを通して情報提供をします。
◆資格制度ハウジングライフ(住生活)プランナーの運営
資格制度である「ハウジングライフ(住生活)プランナー」の運営・管理を行なっています。
<特徴>
協賛企業を通じたB2B2C型のビジネスモデルを採用し、徹底したDX化を図ることで、非常に小規模な組織ながら、最先端の仕組みを通じて、協賛企業の共益を図りつつ、構造変化に直面する住宅ビジネスの触媒となることを目標としています。非営利機関として安定的な収益を維持していますが、今次、スケールアップを展望し、代表理事の補佐としてノウハウを実地で学んでもらい、また官民にまたがる強力なリレーションを受け継いでもらうことで次世代を担う若手を育成したいと考えています。
代表理事
大垣 尚司
東京大学卒業後、日本興業銀行、アクサ生命保険専務執行役員、日本住宅ローン社長、立命館大学大学院教授などを経て、現在、青山学院大学法学部教授。2006年に「有限責任中間法人移住・住みかえ支援機構」(現、一般社団法人 移住・住みかえ支援機構)の代表理事に就任。日本モーゲージバンカー協議会代表理事を兼務。著書に『ストラクチャードファイナンス入門』『金融と法』『49歳からのお金ー住宅・保険をキャッシュに換える』『建築女子が聞く 住まいの金融と税制』、2023年発売「家の買い方、持ち方が変わる!残価設定型住宅ローン」など。
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