仕事内容
●ポジション概要
COO直下の経営企画として、全社のシナリオ・マイルストーン・リスクをモニタリングし、遅延や前提の変化を早くつかんで経営の意思決定につなげるポジションです。あわせて、データ・AIの新規事業開発と組織開発にも取り組み、IPOに至る経営の実行速度を上げていただきます。
●主な業務
【経営企画(全社PMOを含む)】
全研究開発プロジェクトの重要マイルストーンと、その依存関係を一つの体系で管理します。どこで遅延が起きると何に波及し、どの時点で再意思決定が必要になるかを先回りして経営に示します。進捗の収集や定型レポートはAIを使って自動化し、その運用を監督します。
事業部門と研究開発部門(臨床開発・創薬研究・CMCなど)のつなぎ役として、両者の計画と論点をそろえ、必要な意思決定を前に進めます。
経営会議・取締役会の論点整理と資料準備、中期経営計画の策定プロセスの支援、全社ロードマップと各プロジェクト計画の整合チェックを担います。
【新規事業開発(データ・AI)】
大企業との協業を含むデータとAIの新規事業について、事業側の仕様(誰に何を届け、何を仮説検証するか)を決め、検証計画・事業計画・収益モデルをつくります。プロダクトマネージャー・エンジニアと並走し、事業化のリードを担います。
【組織開発】
全社合宿・部門合宿の企画と運営、カルチャー醸成の施策、評価制度や会議体など組織の仕組みの見直しを、経営企画の立場から推進します。エンゲージメントサーベイや社内コミュニケーションの分析で組織の状態を定点で把握し、打ち手につなげます。
●このポジションの魅力
・FMT(腸内細菌叢移植)という前例のない事業を0→1で創る経験ができます
・IPOに至る経営のマイルストーンを、部門横断で動かす経験ができます
・データとAIの新規事業開発に関われます
・全社合宿や組織の仕組みづくりなど、組織開発にも経営の立場から関われます
・AIを前提にした経営の仕組みを、COOと一緒に設計できます
・研究開発の成果を、実際に患者さんへ届けるところまで担えます
必要な経験・スキル
<必須要件>
・次のいずれかで、経営者や事業責任者に近い立場から仕事を進めた経験:コンサルティングファーム(戦略系、または総合系の戦略・ビジネスコンサルティング部門)/事業会社の経営企画・社長室・事業開発・全社PMO/スタートアップの経営企画・事業開発
・学習速度とアンラーン能力(前職のやり方が通用しない場面で、それを捨てて新しい文脈に合わせ直せること)
・強い当事者意識とコミットメント(担当外の重要リスクも自分ごととして拾いに行く姿勢)
・誰とでも上手にコミュニケーションできる人当たりの良さ
<歓迎要件>
・研究開発業務の実務経験、または研究開発部門をクライアントとしたコンサルティング経験
・ヘルスケア/製薬/バイオ領域への関心・知見
・シナリオプランニング、リスクマネジメント、意思決定分析(決定木・期待値計算など)の実務経験
・中期経営計画の策定、または全社マイルストーン管理の運用経験
・0→1の新規事業立ち上げ、特にデータを収益化する事業や大企業との協業の経験
・スタートアップ/不確実性の高い環境での就業経験
募集概要
(フルタイムの場合)
メタジェンセラピューティクス株式会社について
Vision
■Purpose(存在意義)
マイクロバイオームサイエンスで、患者さんの願いを叶え続ける
■Vision
ひとりの健康が、誰かの健康につながる「ヘルスシェア」の社会をつくる。食と健康の拠点・鶴岡から、地域や企業と共創しながら献便のコミュニティを育て、集まった腸内細菌とデータを創薬と医療サービスに活かしていきます。
■Values(5つのバリュー)
・Patient-centric:患者さんに寄り添い、治療を最短距離で届けることを目指す
・Impact Oriented:人類が実感できるインパクトを産み出し続ける
・Scientific Integrity:科学の力を信じ、科学のレベルを高く維持する
・Talent Collective:スペシャリストの「銀河集団」としてゴールを目指す
・Being Likable:オープンで誠実なコミュニケーションができる信頼できる「いい奴」でいる
事業内容
健康な人の便に含まれる腸内細菌を、患者さんの治療に使う。メタジェンセラピューティクスは、この「腸内細菌叢移植(FMT)」を社会に届けるスタートアップです。2020年に順天堂大学・慶應義塾大学・東京科学大学発のベンチャーとして創業し、本社を山形県鶴岡市に置いています。FMTを医療技術として届ける「医療サービス事業」と、FMTから医薬品をつくる「創薬事業」の2つを柱に、潰瘍性大腸炎・消化管がん・パーキンソン病を対象に開発を進めています。
■医療サービス事業:FMTを医療技術として届ける
内視鏡で腸内細菌を届けるFMTを、医療機関と連携して社会実装しています。潰瘍性大腸炎を対象とした腸内細菌叢移植の試験では、順天堂大学と取り組んだ先進医療Bで寛解導入率45.9%という結果を得ました。消化管がん(免疫チェックポイント阻害薬との併用)とパーキンソン病でも臨床研究を進めています。
■創薬事業:FMTを飲み薬にする
FMTを経口カプセルで届ける医薬品を開発しています。2026年、潰瘍性大腸炎の患者さんを対象とした治験を日本と米国で開始しました。日本で初めて実施されるFMT医薬品の治験です。医療技術としてのFMTで、ヒトでの安全性と有効性を先に確かめてから医薬品の開発に進むため、開発の成功確率を高められます。
■便を集め、薬にするまでを自分たちの手で
FMTの原材料は、健康なドナーさんから提供いただく便です。ドナーの募集・検査から献便、製造までの道のりを自社で築いてきました。
・日本初の献便施設「つるおか献便ルーム」(山形県鶴岡市、2025年開設)
・FMT治験薬製造センター(神奈川県川崎市キングスカイフロント、2025年開設)
・腸内細菌ドナー支援アプリ「ちょうむすび」( https://chomusubi.metagentx.com/ 。レッドドット・デザイン賞 Best of the Best、グッドデザイン賞を受賞)
■働き方
社員は約60名です。腸内細菌の研究者、医師、臨床開発、CMC(製造・品質)、バイオインフォマティクス、事業開発、コーポレートの専門家が、事業を前に進めています。拠点は鶴岡・東京(大手町)・川崎で、全国からフルリモートで働くメンバーもいます。職種に応じて裁量労働制とフレックスタイム制を採用しています。
助成金を含む累計調達額は71億円を超えました(2026年9月時点)。J-Startupにも選ばれています。
代表取締役社長CEO
中原拓 Ph.D., MBA
バイオインフォマティクス研究者としてキャリアを始め、のちに自身が関わった研究で2008年に北海道大学発ベンチャーを製薬企業とともに創業、約6年間ニュージャージー州でバイオインフォマティクス責任者を務める。その後、日系大手消費財企業、米系ベンチャーキャピタル、日系ベンチャーキャピタルで新規事業・スタートアップ投資を行う。
2020年にメタジェンセラピューティクス(MGTx)を創業しCEOとして日本のアカデミア・企業発のマイクロバイオーム医療・創薬シーズの事業化を目指して奮闘中。
北海道上川郡東川町在住。札幌市バイオビジネスアドバイザーとして地元のバイオイノベーションエコシステム構築活動も行う。
メンバー
石川 大 MD, Ph.D.
医師、医学博士、2009年アメリカ ケースウエスタンリザーブ大学IBDセンターにて免疫メカニズムと腸内細菌―免疫関係について研究し、2014年から潰瘍性大腸炎に対する便移植療法開始。2016年から現職、順天堂消化器内科准教授。専門は潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患を中心に外来診療、臨床研究、基礎研究を行っている。腸内細菌療法の臨床研究責任者であり、潰瘍性大腸炎の根本的な細菌学的治療法の確立を目指している。
寺内 淳 Ph.D.
武田薬品工業での創薬化学研究・中枢創薬研究、研究戦略・マネジメント、米国ピッツバーグ大学博士研究員、小野薬品工業での研究マネジメント業務に従事した後、現職。
2017年には立ち上げより関与してきた一般社団法人日本マイクロバイオームコンソーシアム(JMBC)の運営委員長に就任し、現職と兼務。JMBCでは、複数の国プロジェクトに採択され、アカデミアなど多くの機関と共同で事業を推進してきた。現在AMEDのマイクロバイオーム創薬事業である「次世代治療・診断実現のための創薬基盤技術開発事業」の研究開発代表者を務めている。
ほか、ヒューマンサイエンス振興財団理事、一般社団法人バイオ産業情報化コンソーシアム(JBIC)理事、日本製薬工業協会研究開発委員会副委員長等を歴任。
専門はマイクロバイオーム、創薬研究戦略、プロジェクト・ポートフォリオ・マネジメント、メディシナルケミストリー、有機合成化学、中枢神経系創薬研究。
京都大学工学研究科合成化学専攻 博士課程修了 博士(工学)
田村 洋人
東京大学大学院を修了後、株式会社ニコンにて研究開発や技術戦略・研究企画、事業開発に従事。自身の過敏性腸症候群罹患を機に腸内細菌の可能性に着目し、2021年からメタジェンセラピューティクス株式会社に参画。医療サービス担当部長、事業統括部長を経て、2024年にCOOに就任。
東京大学大学院 知能機械情報学専攻 修士(情報理工)。東京科学大学 技術経営専門職学位課程 技術経営修士(MOT: Management of Technology)。
福田 真嗣 Ph.D.
博士(農学)、理化学研究所基礎科学特別研究員などを経て、2012年より慶應義塾大学先端生命科学研究所特任准教授。19年より同特任教授。2015年に株式会社メタジェンを設立し代表取締役社長CEOに就任。2020年にメタジェンセラピューティクス株式会社を共同創業。専門は腸内環境制御学。
山田 拓司 Ph.D.
博士(理学)、京都大学化学研究所助手、ドイツの欧州分子生物学研究所研究員を経て、2016年より東京科学大学(旧:東京工業大学)生命理工学院准教授。2015年には株式会社メタジェンを共同設立、同社取締役副社長CTOを兼任。2020年にメタジェンセラピューティクス株式会社 を共同創業。専門は生命情報科学。
西野 孝
三菱商事株式会社、ボストン・コンサルティング・グループののち、京都フュージョニアリング株式会社の財務部長・経営企画部長を経て、現職。
京都フュージョニアリングでは、シリーズCラウンドとして100億円超の資金調達に貢献したほか、急速な事業成⻑を⽀えるデジタルベースの業務体制の構築、英国およびドイツ⼦会社の立ち上げに加え、労務、財務、経理などのコーポレート部⾨の立ち上げを主導した。
東京大学 経済学部卒。
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