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INTERVIEW
インタビュー
“19年間の安定”を手放して──40代で選んだスタートアップという挑戦
【プロフィール】
株式会社スタートアップクラス コーポレート部 平澤 美紀
大学卒業後、留学生支援事業の営業を経て、精密部品メーカーの営業事務に約19年従事。
出産を機に家庭や就業環境が変化し、今後のキャリアについて模索する中でママテラスと出会い、その後StartupMagazineにハマる。数々のCEOインタビューを読み「日本の未来を変えるのはスタートアップしかない」と確信。
未来を創る起業家を支援する想いに共感し、2024年9月に参画。双子の母。
【株式会社スタートアップクラス概要】
VISION:
「次の100年を照らす、100社を創出する。」
事業内容:
1. スタートアップにコアメンバーとして参画するための転職・副業サイト『スタクラ』の運営
2. キャリア女性のための時短転職サイト『ママテラス』の運営
「このまま」でいいのか? 変化を意識したきっかけ
―これまでのキャリアについて教えてください。
千葉県佐倉市の田畑に囲まれた農村地域で、3世代7人家族という賑やかな環境で育ちました。大学では韓国語を専攻し、1年間の語学留学も経験しました。卒業後は日韓交流を支援する企業で営業やイベント企画、通訳などを担当していました。
ただ、日本の企業文化も経験したいという思いから1年で退職し、精密部品メーカーに転職。そこで国内営業事務として約19年間働き続けましたが、40代を迎えてこのままでいいのかと自問するようになり、転職を決意しました。
―転職を意識したきっかけは何だったのでしょうか?
子どもが小学校2年生になって手が離れてきた頃、ふと「私自身は何も変わっていないな」と感じました。職場では年功序列が根強く、何もしなくても勤めていられる環境に甘んじていた自分に気づいたんです。このままでは学びも成長もないと感じ、思い切って“辞める”ことを最初に決めました。
“子育て期”だからこそ働き方を見つめ直す
―転職活動をする中で、大切にしていた軸はありましたか?
製造業以外の業界にチャレンジしたいという思いがありました。ただ、小学生の双子がいるため、働き方の柔軟性は外せない条件でした。時短勤務やリモート、フレックスなど、家庭と両立できる働き方ができる環境を探していました。
―スタクラに出会ったきっかけは?
エージェントや求人サイトで情報収集していた時期に、スタクラから偶然連続でスカウトが届いたんです。「営業事務しか経験のない私でも、スタートアップで働けるのかな?」と半信半疑でしたが、そこからスタクラに興味を持つようになりました。
「自分らしく働く」を叶えられる環境を探して
―スタートアップへの興味はどのように高まっていったのでしょうか?
きっかけは、スタクラのサイトで見つけた StartupMagazine(スタマガ)※でした。CEOインタビューを読み始めたら止まらなくなって…。それぞれの起業家の想いや背景が深く伝わってきて、「こんな世界で働いてみたい」と自然と思うようになりました。
※StartupMagazine(スタマガ)https://startupclass.co.jp/article/
惹かれたのは、想いを語る場と働く人のリアル
―スタクラへの入社の決め手は何でしたか?
やっぱり、スタマガの熱量に惹かれたことですね。求人票だけでは分からない企業のストーリーや起業家の人柄が丁寧に描かれていて、「こういう人たちのために働きたい」と心から思えました。
最初は単なる読み物として興味を持ったのですが、読み進めるうちに、起業家一人ひとりが直面している課題や、そこに向き合うスタクラの姿勢に強く惹かれていきました。この人たちが苦労しながらも社会を変えようとしている、その背中を押すような仕事ができたら、どれだけやりがいがあるだろうと感じたんです。
そして気づいたときには、「スタマガを作っているこの会社で、自分も一緒に働いてみたい」と思っていました。誰かの挑戦に寄り添い、支えることができる。それがスタクラだと確信できた瞬間でした。
新しい環境で感じたスピードとギャップ
―現在はどのような業務を担当されていますか?
入社後は、社長アシスタントとして日程調整や出張の手配、会議資料の準備などを中心に担当しています。それに加えて、入社時のオリエンテーション対応、オフィスの備品管理といったコーポレート業務も行っています。いわば「何でも屋」的な立ち回りで、状況に応じて必要なことを臨機応変に対応しています。
最近では、自分が入社前に感銘を受けたCEOインタビューの原稿作成に携わる機会もあり、とても感慨深かったです。
―入社してから印象的だったことはありましたか?
まず驚いたのは、仕事のスピード感です。前職の4倍くらいのスピード感で物事が進む印象で(笑)、1か月でこなす業務量が以前の4か月分に感じました。
コミュニケーションもSlackやNotionを使ったオンライン中心で、最初は戸惑いましたが、徐々に慣れていきました。
リモートワークが中心だからこそ、対面でのつながりも大切にしていて、定期的なオフサイトやランチ補助制度など、工夫された仕組みがあります。特にランチ補助は、出社日に3人以上でランチに行くと会社から補助が出る制度で、代表の「メンバー同士が自然にコミュニケーションを取れる場をつくってほしい」という想いから生まれた、スタクラらしい取り組みだと感じています。
Slackでの会話ひとつとっても、誰かの努力や意見に対して「ありがとう」「イイネ!」とリスペクトが飛び交う文化が根付いていて、こうした空気感にも安心感がありますね。
子育てと並走する、日々の働き方
―小学生の子育てと両立しながら働くことに、不安はありませんでしたか?
もちろん不安はありました。スタートアップという未知の環境に飛び込むこと自体が挑戦だったうえに、育児との両立が本当にできるのか、最初は自信がありませんでした。
ですが、スタクラではフレックス勤務や中抜け、リモートワークなど、柔軟な働き方が制度として整っており、それがとても心強かったです。日々のスケジュールも家族と相談しながら、自分なりのペースで仕事と家庭を両立できています。
また、すべてを完璧にやろうとせず、時には出前や宅配に頼るなど“無理をしない選択”を意識しています。スタクラのメンバーもそれぞれが自立して仕事を進めていて、必要以上に気を使わなくていい雰囲気なのもありがたいですね。
迷っているあなたへ──“まず話を聞く勇気”
―今、スタートアップへの転職を考えている方にメッセージをお願いします。
スタートアップでは、大企業では得られないような経験ができます。自分の仕事がそのまま成果に繋がる実感もありますし、一人の力が大きなインパクトになる場面も多いです。
ただ、採用スピードが早く、求人のタイミングも限られているので、迷っているうちにチャンスを逃してしまうこともあります。だからこそ、まずは「話を聞いてみる」ことから始めてほしいです。
条件よりも、「自分が何をやりたいか」という自分軸で考えることが大切だと思います。あと…「スタマガ、ぜひ読んでみてください!」
編集後記
平澤さんの言葉には、長年のキャリアで培ったリアリティと、転職に込めた強い意志が感じられました。「変化のない環境では、学びも変化もない」。この言葉に背中を押される読者も多いのではないでしょうか。家庭と仕事の両立に悩みながらも、新しい挑戦を選び取ったその姿勢が、次の一歩を迷っている誰かの励みになればと思います。
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