通常のカメラでは見えない欠陥を画像化し、製造業の外観検査を変える。世界初の技術を、研究から事業へ。
筑波大学 システム情報系 髙谷研究室
AI / ロボティクス / IoT / 製造業
仕事内容
筑波大学発スタートアップの創業に向け、コア技術の社会実装を技術面から推進する開発メンバーを募集します。
現在、複数の企業からPoCやサンプル評価の依頼を受けており、企業課題を踏まえながら技術を磨き、プロトタイプへ落とし込んでいくフェーズです。
本ポジションでは、研究成果を事業へつなげるため、要素技術の理解から試作・評価まで一貫して携わっていただきます。
■主な業務内容
・企業から受領したサンプルの計測・評価およびレポート作成
・計測結果から技術課題を抽出し、教員と議論しながら解決策を検討
・必要となる要素技術の研究・開発・検証
・検証結果を踏まえた要求仕様の整理
・プロトタイプの設計・製作・評価
・実験・試作を繰り返しながら技術をブラッシュアップ
業務内容は受託開発ではなく、「計測 → 課題抽出 → 技術開発 → 試作 → 再評価」を高速で回しながら、事業として成立する技術へ育てていくことがミッションです。
必要な経験・スキル
■必須
- メーカー等で自ら仮説を立て、実験・検証を繰り返してきた研究開発経験
- ハードウェア・ソフトウェアを組み合わせた製品・試作開発経験
- 自ら課題を見つけ、提案・実行できる方
- 実際に手を動かして試作・評価まで取り組める方
■歓迎
- ベンチャーや新規事業など、不確実性の高い環境での開発経験
- 光学、画像処理、AI、センシング分野の経験
- 試作機の設計・製作経験
- 顧客課題を技術仕様へ落とし込んだ経験
- アカデミアとの共同研究経験
■このポジションに向いている方
- 「研究を社会実装したい」という想いがある方
- 指示を待つのではなく、自ら考え行動できる方
- 要素技術だけでなく、製品・事業全体を考えられる方
- 技術だけでなく、顧客課題や市場も理解しながら開発したい方
- 創業メンバーとしてゼロから事業を立ち上げることに魅力を感じる方
募集概要
- 勤務地 / 最寄駅
- 茨城県つくば市天王台1-1-1 / つくば
Company
筑波大学 システム情報系 髙谷研究室について
Vision
目指すのは、人の目に頼らずに品質を守れる製造業です。
最終的な品質判断は今も熟練検査員に委ねられ、その技能は限度見本という現物に紐づき、本人以外には引き継げません。その世代が現場を去れば、品質という日本の製造業の根幹が失われます。
言葉にできなかった「良品と不良の境目」をデータとして記録し、工場間・世代間で共有できる状態にすること。検査を、品質を確認する最終工程から、品質を作り込むための情報源へと変えることを目指しています。
2028年に起業し、自動車・光学分野で実績を築いた後、半導体・航空宇宙へ展開、2030年以降はアジアを中心に海外へと広げていきます。
事業内容
私たちは筑波大学 計算撮像研究室で生まれた技術シーズを事業化し、2028年の法人設立を目指すプロジェクトです。手がけるのは、光沢面・透明体を対象とした外観検査システムの開発・販売です。
金属の鏡面、樹脂やガラスの透明体は、従来のカメラでは鏡面反射による白飛びと透過による背景の映り込みが起こり、そもそも「きれいに撮る」ことができません。そのため該当工程は今も熟練検査員の目視に依存し続けています。
私たちは、輝度の時間変化のみを捉えるイベントカメラと、照明方向を高速に変調する光源を組み合わせた独自の計算撮像技術で、この難所を自動化します。実証では、既存方式で5分を要していた検査が1秒未満で完了しました。基本特許(特許第7713261号)も取得済みです。
現在は自動車部品メーカーとの実証を進行中で、素材・プラント・建設・航空など複数分野の企業とも適用検討を開始しています。JST 大学発新産業創出基金事業 GTIE GAPファンド エクスプロールコース(2026-2028年度)に採択され、インキュベイトファンド株式会社の伴走を受けながら事業化を進めています。
検査を「品質を確認する最終工程」から「品質を作り込むための情報源」へ。研究室の技術を、日本の製造現場に届けきるフェーズに入っています。
- 会社名
- 筑波大学 システム情報系 髙谷研究室
- 代表者名
- 髙谷 剛志
- 設立年
- 1973年
- 所在地
- 茨城県
- 社員数
- 101人以上
People
代表者・メンバー
代表(筑波大学 システム情報系 助教/計算撮像研究室 主宰)
髙谷 剛志
筑波大学システム情報系の助教として計算撮像研究室を主宰。
東芝研究開発センターにおいてVisual SLAMの研究開発に約3年半従事した後、奈良先端科学技術大学院大学で博士号を取得しました。
光沢面・透明体の撮像を可能にする本技術の発明者であり、イベントカメラと高速変調光源を組み合わせた計算撮像方式を考案。基本特許(特許第7713261号)の取得に至っています。
現在は本プロジェクトの代表として技術開発全体を統括し、自動車部品メーカーとの実証や、素材・プラント・建設・航空といった他分野への適用検討を推進。JST GTIE GAPファンド エクスプロールコース採択のもと、2028年の法人設立に向けて研究成果の社会実装を進めています。
メンバー
安 敬
2009年に本田技研工業株式会社に入社し、四輪部門にて研究開発に従事。ステアリングシステムの設計を担当し、車両企画・先行開発段階から量産車の開発・立ち上げまでを手がけた後、経営企画統括部にて新規事業開発プログラムの企画・運営に携わる。2022年からはDeepTechスタートアップのSUN METALON inc.にて金属リサイクル装置のプロジェクトマネージャーとして、PoC・装置開発・初号機販売をリード。2024年5月より筑波大学 国際産学連携本部 産官学共創プロデューサーとして現職。
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