仕事内容
▼募集背景
当社では現在、認知症をはじめとする中枢神経疾患の診断に貢献する医療機器(SaMD)の開発を進めています。画像解析に関するコア技術を社会実装し、国内外の法規制に対応しながら、効率的な開発プロセスを構築し、医療現場に革新的な価値を提供することを目指しています。
今回の募集では、グローバル展開を見据えた、AIアルゴリズムの企画からプログラム医療機器としての社会実装までを経営陣とともに推進し、技術開発をリードする人材を募集しています。
▼AIエンジニアリングマネージャーの役割
当ポジションにおいては、診断用AIアルゴリズムの技術開発及び、プログラム医療機器に搭載するうえでの要求仕様実現をリードしていただきます。
具体的にはAI開発チームのマネジメント、プロジェクトにおけるデータ定義からモデル選定、本番環境への導入を含むPDCAをチームで推進していく回していただきます。既存のAI開発チームの拡張や組織化も含めた形でのマネジメントロールを役割として考えています。
▼業務内容<雇入れ直後>
プログラム医療機器(SaMD)のベースとなる、AI画像解析アルゴリズムの企画・開発及び、チームマネジメントに携わっていただきます。
・AI開発プロジェクトの定義(ビジネスチームと連携したAI開発プロジェクトの企画・立ち上げ)
・AI画像解析パイプラインの開発・最適化(研究から製品化までの一貫した技術リード)
・チームの技術的マネジメント(タスクの設計、進捗管理、コードレビュー、メンバーの育成)
・外部の研究機関やパートナーとの連携(学術的な連携・共同研究の推進)
[変更の範囲]なし
▼チーム体制・開発環境
■チーム体制
研究開発チームには、博士号を有するメンバーや、多様な専門性とバックグラウンドを持ったメンバーが在籍しています。お互いの強みや個性を大切にするチームであり、朝会などのコミュニケーションを通じて、多様な専門性を持ったメンバーが互いに協力・サポートしあいながら、認知症をはじめとする脳疾患の課題解決に取り組んでいます。
■開発環境
pytorch, numpy, scipy, pandas, matplotlib, R, Matlab など(プロジェクトの特性やメンバーのスキルに合わせ最適な環境を選択します)
※Mac Book Proもしくは Windows 11のラップトップを支給
▼この仕事で得られる力・魅力
・最先端の医学知見を活かし、グローバル市場を見据えた研究開発
…日本を代表する中枢神経領域の医師/研究者との共同研究を通じて、最先端の医学知見を活かしながらAI技術をリードし、世界の医療に貢献できます。
・スピード感のある社会実装
…研究開発にとどまらず、実際の医療現場での活用を前提にした開発環境。手がけた技術を迅速に患者へ届けることができます。
・ソフトウェア単体で価値を生み出す製品開発
…MRIやCTの補助ツールではなく、ソフトウェアそのものが主役のプロダクト開発。技術とアイデアで市場にインパクトを与えることができます。
必要な経験・スキル
<必須スキル>
・機械学習・深層学習を活用した医用画像解析の経験
・プロジェクト管理能力
・修士号または博士号
<歓迎スキル>
・AI医療機器(プログラム医療機器)の研究開発経験
・FSL、SPM、FreeSurferなどの脳画像解析ツールの使用経験
・放射線学、コンピュータサイエンス、計算生物学、バイオインフォマティクス、情報科学などの関連分野
・英語での技術的なコミュニケーション能力
募集概要
(フルタイムの場合)
株式会社Splinkについて
Vision
◆VISION
すべての人につながりを、その日まで
人生100年の超高齢化を迎える社会。身体が健康でも、脳が健康でなければ、自分らしい人生を生きることは難しいのではないか。最期の瞬間まで、生活能力や尊厳を維持して豊かで健康に生きるための、今後の高齢化社会の前提となるのはブレインヘルスケアだと考えています。
Splinkはブレインヘルスケアを世界の当たり前にし、100歳になっても自分らしく、人と人との繋がりの中で生きられる新しいライフスタイルの創造を目指しています。
◆Core Value
・ Commit to Growth
- 仲間と自分の圧倒的な成長にコミットする
- 組織の触媒として事業の成長にコミットする
・Go Deep
- 現地現物を視て自らが仕上げる
- 地に足を、本質的な問いに答える
・Make It Happen
- 混沌を楽しみ乗りこなす
- スピードで質・量を凌駕する
- 情熱と素直さで開拓し、そして引き起こす
事業内容
▼「すべての人につながりを、その日まで」をビジョンに、脳科学×AIにより脳神経疾患の早期発見・予防に繋がるソリューションを提供する
医療AIを用いたブレインヘルスケアを提供するヘルステックカンパニーです。
認知症、うつ、統合失調症などの脳疾患に対して、病気の予防段階から発症後までの早期診断・行動変容をテクノロジーによる提供をしている国内唯一の専業メーカーです。中でも、認知症という高齢化の社会課題に注力して医療機器プログラムやDXソリューションを開発しています。
脳の病気は、誰しもがその発症の可能性を秘めています。その一方で、診断は医師の経験や勘に依存部分が多く、病気の正確な診断が難しい、根治薬がないといった課題が多い分野です。
しかしながら、昨今では、科学の進歩による認知症新薬の開発の期待、それに伴う人々の意識に変化が見られる領域でもあります。
私たちは、「ブレインヘルスケアを世界の当たり前に」をミッションに掲げ、2017年に創業しました。テクノロジーを通じて患者さんとそのご家族のQOL向上に貢献し、人生100年時代における人々の"つながり"を最期の瞬間まで守り続ける、その源でありたいという想いから事業を行っています。
▼弊社のプロダクトについて
全国の医療機関での採用が進む脳ドック用AIプログラム『Brain Life Imaging®』(2022年グッドデザイン賞 受賞)や認知機能テスト『CQ test®』、認知症診断を支援するソフトウェアとして薬事認可を取得した脳画像解析プログラム『BRAINEER®』を自社開発しています。
▼弊社の組織・チームについて
医療機関や顧客企業とのパートナーシップを構築・維持する事業側のメンバーから、Ph.D.を持つ研究開発チーム、品質管理や各分野の専門性を持ったプロダクト開発チームが連携し「顧客中心」の製品開発を行う製販一体の体制で事業を行っています。この組織体制が目指すところは、顧客の課題、導入後の小さなトラブルでも見逃さずに、企画開発にフィードバックをかけていき、機動力の高い組織を目指しています。
また、コア技術、ブランド、知財を取りまとめプロダクトロードマップを展開しながら、製品企画プロセスをマネジメントしています。これにより、目の前の顧客に価値を届けることに加え、中長期的な事業上の価値の最大化を継続的に行うことを実践してきました。
これまで培ってきた弊社のコア技術(画像解析技術、問診技術)に更に磨きをかけ、予防医学領域のビジネスを中心に事業を拡大してきました。特に弊社の主戦場となる認知症分野では、新薬の登場に伴い、予防・早期診断に関するニーズが一層高まっています。弊社が有する複数のソリューションを医療機関や受診者様により利用しやすい形で提供することで市場の期待に応え、2025年は弊社としても大きな飛躍の年にしたいと考えています。
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代表取締役
慶應義塾大学法学部卒業後、株式会社キーエンス入社。国内外での事業立上げ、北米・中南米での駐在経験含め、海外事業及び組織立ち上げに従事。その後、シリコンバレーVCにてEiR(Entrepreneur in Residence)を経て、2017年1月、株式会社Splinkを創業。ダートマス大学経営大学院修了。
ーSplink創業の原点ー
2017年、代表の青山によって創業されました。その数年前にグローバルテック企業で海外駐在の最中、母親から、父親が重度の脳疾患と診断されたとの連絡を受けたことがきっかけでした。自身の原体験である「脳の病気の見落とし」という課題をテクノロジーを通じて解決することに、力を注ぐ決意をしました。そして、それは日本に限ったものではないと確信し、世界に通用する企業をつくろうと決意。医療サービスが世界に先駆けて進んでいる北米に渡りMBAを取得。、その間、シリコンバレーのVCで働きながら起業家や大学教授等とディスカッションを重ね、在学中にSplinkを創業しました。
メンバー
徳本 直紀
京都大学大学院農学研究科にて応用生命科学修士課程修了後、欧州系コンサルティングファームに入社。製薬・医療機器・医療サービス等のヘルスケア産業及び、製造業のクライアント向けに、全社戦略、新規事業戦略、M&A等のプロジェクトを手がける。同社東京オフィスにおいてプリンシパルに昇格後、ライフサイエンスプラクティスを立ち上げ、プラクティスリーダーを歴任。2021年よりSplink COOに就任。
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