仕事内容
▼募集背景
現在、事業の大きな転換期を迎えています。
これまでスピードを最優先にプロダクトリリースを重ねてきましたが、提供するプロダクト数の増加やユースケースの拡大に伴い、技術基盤や開発体制の抜本的なアップデートが不可欠となっています。複数のプロダクトラインを中長期的に効率良く成長させるため、設計やプロセスの見直しも進めたいと考えています。
一方で、既存メンバーは比較的経験の浅いエンジニアが多く、部分最適に陥りやすいという課題を抱えています。そのため、エンジニアの良き相談相手となり、チーム全体の成長を支えながら、今後のプロダクトやサービスを見据えた技術的リードを担っていただける人材を求めています。
▼リードエンジニアの役割
リードエンジニアの役割は、開発スピードと製品品質を両立させる「技術的な推進力」でチームを牽引し、当社の事業成長を支える中心的な役割を担っていただきたいと考えています。
事業・組織フェーズの進化とともに複雑・多様化する開発要件に対し、アーキテクチャ設計や開発基盤の整備を通じて、エンジニアチームが円滑にスケールできる土台を構築していただきます。
また、PdMやビジネスサイドと密に連携しながら、技術的観点からの意思決定を加速し、ユーザーに価値を届けるスピードと品質の両立を支援します。
さらに、エンジニアチームの技術力向上に向けた育成・レビュー、開発プロセスの継続的改善など、チーム全体のパフォーマンス向上にもリーダーシップを発揮いただきます。
▼業務内容
<雇入れ直後>
本人の経験・適正に応じて以下のような業務を担当していただきます。
■アーキテクチャ設計・技術基盤構築
・プロダクトの技術選定・アーキテクチャ設計・開発方針の策定を主導
・技術的負債のコントロールとリファクタリングの推進
・開発基盤(CI/CD、テスト自動化、監視等)の整備による開発効率・品質の向上
■チームの技術支援・プロセス改善
・メンバーの技術・設計レビューを通じた技術力向上など育成
・チームの技術ナレッジ共有や設計方針の標準化の促進
・開発プロセス・ツール・文化の継続的改善(例:スクラム運用、レビュー体制見直し等)
・オープンな技術議論と意思決定をリード
■高品質なサービスを迅速にデリバリー
・PdMやデザイナーと連携しながら、ユーザー視点での仕様検討と技術実装の橋渡し
・事業要件や開発スピードを踏まえた実装方針の調整と合意形成
・プロトタイピングや技術検証(PoC)を通じた、迅速な仮説検証と実装方針の提案
<変更の範囲>会社の定める業務
▼チーム体制・開発環境
私たちのチームは、医療機関や顧客企業とのパートナーシップ構築を担う事業開発メンバー、Ph.D.(工学・医学博士)が中心の研究開発チーム、品質管理、そしてプロダクト開発の専門家が一体となって連携しています。この製販一体の体制により、顧客中心の製品開発を実現し、現場のニーズに即したプロダクトを迅速に市場へ届けることが可能です。
私たちは、顧客の課題や導入後のフィードバックをリアルタイムで企画・開発に反映させることで、機動力の高い組織を目指しています。
また、コア技術、ブランド、知財を統合し、プロダクトロードマップを戦略的に展開する。中長期的な事業価値の最大化を実現しています。
■技術スタック
バックエンド
・Python
・TypeScript
・Scala(http4s, scalatra)
フロントエンド
・TypeScript
・React
・Material UI
・Svelte
・Remix
データ分析
・Python(pytorch, numpy, scipy, pandas, matplotlib など)
個人の選択に応じて R, Matlab を利用しているメンバーもいます
インフラ・ミドルウェア
・GCP(Cloud Run, Kubernetes Engine, Compute Engine, App Engine, Firebase, Cloud SQL, BigQuery, Cloud Storage など)
・Kubernetes
・PostgreSQL
デプロイ基盤
・本番環境の運用は Cloud Run や Kubernetes などのコンテナベース
・App Engine・Firebase などのマネージドホスティングサービスも併用
開発ツール・環境
・GitHub
・Slack
・Notion
▼この仕事で得られる力・魅力
弊社では、リードエンジニアというポジションを単なる開発リードではなく、「未来のCTO候補」として位置づけています。以下のような環境を通じて、リードエンジニアとしての経験を積みながら、経営視点と技術的意思決定力を磨く機会を提供しています。
・スタートアップからプライム市場まで押し上げた経験のある、外部顧問CTO(AI・医療システム領域で実績ある技術リーダー)とともに、技術戦略・設計レビュー・開発組織づくりについて1on1や設計討議を行う環境が整っており、リードエンジニからCTOへと求められる「技術選定」「採用・育成」「開発プロセス設計」といった要素を、実務を通じて習得できます。
・スタートアップならではのスピード感と裁量の中で、0→1〜10→50のスケールフェーズを経験し、プロダクトや組織を自らの手でつくるダイナミズムを体感できます。
・生成AIなどの先端技術の利活用については、経営陣も含めて積極的に取り組んでおり、外部有識者を招いた勉強会の定期開催を通じて、チームで学び、試し、プロダクトに取り込んでおります。
医療従事者、行政、研究者など多様なステークホルダーと連携した社会実装型プロダクトの開発環境は、技術の価値が直接社会課題の解決に結びつく手応えを感じられるフィールドです。
将来的には、弊社のCTO/VP of Engineeringとしてプロダクトと組織の両輪を担う中核的な役割を期待しています。技術を通じて社会を変えたい、経営と技術の橋渡しができるエンジニアを目指したい──そうした思いを持つ方にとって、弊社は格好の成長環境です。
必要な経験・スキル
【必須(MUST)】
・生成AIを用いたソフトウェア開発に関する知見と経験
・Scala / Java / Python / TypeScript いずれかによる3年以上の開発経験
・チーム開発のリード経験(エンジニアとして)
・チームの技術リード、コードレビュー、メンタリングの経験
【歓迎(WANT)】
・セキュリティ開発の知識・スキル
・AIモデルを組み込んだシステムの設計・開発経験
・マイクロサービス/API連携のシステム設計・開発経験
・GCPなどクラウド環境を用いた開発経験
【求める人物像】
1.周囲を巻き込みながら自ら推進できるリーダーシップを持つ人
技術・事業の両面で主体的に課題を見つけ、関係者を巻き込みながら解決に導く推進力を持つ方。変化の激しい環境でも、周囲を動かしながら物事を前に進めるエネルギーと実行力を発揮できる方。
2.ユーザー視点と事業視点の両面からプロダクトを捉えられる人
ユーザーのニーズを深く理解しつつ、事業成長に貢献するバランス感覚を持ち、プロダクトを戦略的に推進できる方。
3.解決思考で物事を前に進めてくれる人
不確実な状況でも柔軟な思考と行動力を発揮し、課題解決に向けて前進し続けることができる方。
募集概要
(フルタイムの場合)
株式会社Splinkについて
Vision
◆VISION
すべての人につながりを、その日まで
人生100年の超高齢化を迎える社会。身体が健康でも、脳が健康でなければ、自分らしい人生を生きることは難しいのではないか。最期の瞬間まで、生活能力や尊厳を維持して豊かで健康に生きるための、今後の高齢化社会の前提となるのはブレインヘルスケアだと考えています。
Splinkはブレインヘルスケアを世界の当たり前にし、100歳になっても自分らしく、人と人との繋がりの中で生きられる新しいライフスタイルの創造を目指しています。
◆Core Value
・ Commit to Growth
- 仲間と自分の圧倒的な成長にコミットする
- 組織の触媒として事業の成長にコミットする
・Go Deep
- 現地現物を視て自らが仕上げる
- 地に足を、本質的な問いに答える
・Make It Happen
- 混沌を楽しみ乗りこなす
- スピードで質・量を凌駕する
- 情熱と素直さで開拓し、そして引き起こす
事業内容
▼「すべての人につながりを、その日まで」をビジョンに、脳科学×AIにより脳神経疾患の早期発見・予防に繋がるソリューションを提供する
医療AIを用いたブレインヘルスケアを提供するヘルステックカンパニーです。
認知症、うつ、統合失調症などの脳疾患に対して、病気の予防段階から発症後までの早期診断・行動変容をテクノロジーによる提供をしている国内唯一の専業メーカーです。中でも、認知症という高齢化の社会課題に注力して医療機器プログラムやDXソリューションを開発しています。
脳の病気は、誰しもがその発症の可能性を秘めています。その一方で、診断は医師の経験や勘に依存部分が多く、病気の正確な診断が難しい、根治薬がないといった課題が多い分野です。
しかしながら、昨今では、科学の進歩による認知症新薬の開発の期待、それに伴う人々の意識に変化が見られる領域でもあります。
私たちは、「ブレインヘルスケアを世界の当たり前に」をミッションに掲げ、2017年に創業しました。テクノロジーを通じて患者さんとそのご家族のQOL向上に貢献し、人生100年時代における人々の"つながり"を最期の瞬間まで守り続ける、その源でありたいという想いから事業を行っています。
▼弊社のプロダクトについて
全国の医療機関での採用が進む脳ドック用AIプログラム『Brain Life Imaging®』(2022年グッドデザイン賞 受賞)や認知機能テスト『CQ test®』、認知症診断を支援するソフトウェアとして薬事認可を取得した脳画像解析プログラム『BRAINEER®』を自社開発しています。
▼弊社の組織・チームについて
医療機関や顧客企業とのパートナーシップを構築・維持する事業側のメンバーから、Ph.D.を持つ研究開発チーム、品質管理や各分野の専門性を持ったプロダクト開発チームが連携し「顧客中心」の製品開発を行う製販一体の体制で事業を行っています。この組織体制が目指すところは、顧客の課題、導入後の小さなトラブルでも見逃さずに、企画開発にフィードバックをかけていき、機動力の高い組織を目指しています。
また、コア技術、ブランド、知財を取りまとめプロダクトロードマップを展開しながら、製品企画プロセスをマネジメントしています。これにより、目の前の顧客に価値を届けることに加え、中長期的な事業上の価値の最大化を継続的に行うことを実践してきました。
これまで培ってきた弊社のコア技術(画像解析技術、問診技術)に更に磨きをかけ、予防医学領域のビジネスを中心に事業を拡大してきました。特に弊社の主戦場となる認知症分野では、新薬の登場に伴い、予防・早期診断に関するニーズが一層高まっています。弊社が有する複数のソリューションを医療機関や受診者様により利用しやすい形で提供することで市場の期待に応え、2025年は弊社としても大きな飛躍の年にしたいと考えています。
Mamateras View
Mamateras Viewを閲覧いただくには会員登録が必要となります。
代表取締役
慶應義塾大学法学部卒業後、株式会社キーエンス入社。国内外での事業立上げ、北米・中南米での駐在経験含め、海外事業及び組織立ち上げに従事。その後、シリコンバレーVCにてEiR(Entrepreneur in Residence)を経て、2017年1月、株式会社Splinkを創業。ダートマス大学経営大学院修了。
ーSplink創業の原点ー
2017年、代表の青山によって創業されました。その数年前にグローバルテック企業で海外駐在の最中、母親から、父親が重度の脳疾患と診断されたとの連絡を受けたことがきっかけでした。自身の原体験である「脳の病気の見落とし」という課題をテクノロジーを通じて解決することに、力を注ぐ決意をしました。そして、それは日本に限ったものではないと確信し、世界に通用する企業をつくろうと決意。医療サービスが世界に先駆けて進んでいる北米に渡りMBAを取得。、その間、シリコンバレーのVCで働きながら起業家や大学教授等とディスカッションを重ね、在学中にSplinkを創業しました。
メンバー
徳本 直紀
京都大学大学院農学研究科にて応用生命科学修士課程修了後、欧州系コンサルティングファームに入社。製薬・医療機器・医療サービス等のヘルスケア産業及び、製造業のクライアント向けに、全社戦略、新規事業戦略、M&A等のプロジェクトを手がける。同社東京オフィスにおいてプリンシパルに昇格後、ライフサイエンスプラクティスを立ち上げ、プラクティスリーダーを歴任。2021年よりSplink COOに就任。
ファイナンス情報
ファイナンス情報を閲覧いただくには会員登録が必要となります。