仕事内容
当社は2021年の創業以来、エマルションフロー装置(化学プロセス装置)の開発を進めてきました。今期は、開発期から商業化フェーズへの移行期を迎えています。自社開発装置の製造・販売に伴い、品質保証体制をゼロから構築する必要があります。そのため、本ポジションでは 品質方針・基準の策定から、日々の検査実務までを自ら推進するプレイングマネジャー として活躍いただける方を求めています。マネジメントだけでなく現場にも入り込み、品質体制を形にしながら運用までリードできる方を歓迎します。
【仕事内容】
•品質方針や品質基準の策定、品質マニュアル・検査基準書・手順書の整備と運用
•顧客要求や契約条件に基づく品質基準の設定および社内への展開
•不具合・クレーム発生時の原因調査、是正・再発防止策の立案・管理
•顧客立ち会い試験(FAT)や外部監査、サプライヤー監査への対応
•工場検査計画(ITP)や検査要領書の作成、サプライヤー提出図書の確認
•部品・材料の受入検査、出荷前試験(FAT)の実施・記録
•工場・サプライヤーでの検査立会、不具合是正、検査成績書の確認
•品質改善活動や社内教育の企画・実施
•将来的なISO9001認証取得に向けた体制構築の推進
必要な経験・スキル
<必須要件>
•製造業、機械装置メーカー、またはそれに準ずる業界での品質保証業務経験(目安:5年以上)
└化学機械、プロセス装置、流体機器などの経験者は特に歓迎
•装置または機械系製品の検査業務に携わった経験
•記録管理、工程管理、不具合対応など品質関連の基本スキル
•品質問題の原因解析および是正処置の策定経験
•社内外の関係者と円滑にコミュニケーションを取れる方
<歓迎要件>
•顧客対応・監査対応の経験
•英語でのメール・会議対応(海外拠点や海外サプライヤーとのやり取りありの場合)
•ISO9001に関する知識・実務経験
•化学的な知識(腐食、材料適合性など)
〈求める人物像〉
•品質向上への高い意識と責任感を持つ方
•手を動かしながら、仕組みもつくっていく柔軟性のある方
•スタートアップ環境の中で、自律的に業務を組み立てられる方
•複数部門と連携して全体最適を考えられる方
募集概要
(フルタイムの場合)
株式会社エマルションフローテクノロジーズについて
Vision
◆MISSION◆
//レアメタルの課題を エマルションフローで解決する//
ハイテク産業に必要不可欠なレアメタル。
しかしその現状は輸入に頼らざるを得ないために供給が不安定であり、
ひとたび供給不足を生じれば、世界の脱炭素社会の推進に甚大な影響を及ぼします。
特に、昨今のカーボンニュートラルの流れから、電気自動車の普及に伴うレアメタルの不足が確実であり、
その安定的なレアメタル資源確保が課題となっています。
私たちは、革新的な溶媒抽出技術「エマルションフロー」で、それらレアメタルの課題を解決します。
事業内容
日本原子力研究開発機構が開発した新規溶媒抽出技術エマルションフローをコア技術として、リチウムイオン電池などに含まれるレアメタルの水平リサイクルを目指すレアメタルリサイクル事業、エマルションフローの普及を目指したトータルサポート事業を展開し、レアメタル資源の将来にわたる安定供給に貢献する。
【事業内容】
・リチウムイオン電池のレアメタルリサイクルを中心とした資源循環事業
・PFAS等の環境汚染物質回収を目的とした環境ソリューション事業
・抽出プロセスの開発からプラント導入・運転までを支援するトータルサポートサービス
代表取締役社長 CEO
鈴木裕士
2003年に日本原子力研究所(現、日本原子力研究開発機構/JAEA)に入所してから、約15年間にわたり中性子利用研究に従事。
2018年度にNEDO SSAを受講。その後、JAEA 内にイノベーション推進室を設立し、原子力分野から創出される研究開発成果の社会実装の支援を開始。その活動において長縄との出会いがあり、エマルションフローの普及を目指したJAEA発ベンチャー「株式会社エマルションフローテクノロジーズ」を設立。エマルションフロー技術を活用した事業展開を主導。
メンバー
長縄 弘親
1989年に東京理科大学大学院博士課程修了後、フランス原子力エネルギー庁国立原子科学技術研究所ポスドク、
日本原子力研究所専門研究員を経て、1992年に日本原子力研究所に入所。
30年以上にわたり、溶媒抽出などの元素分離に関する研究に従事する中、永野らとともにエマルションフローを創出し、
鈴木(英)らとともに分子集合体を利用した新たな抽出系を開発。
鈴木(裕)との出会いにより、エマルションフローなどの自らによる社会実装を決意し、
株式会社エマルションフローテクノロジーズを設立した。エマルションフロー技術の応用展開、高度化開発を主導。
飯田 百合子
日本航空の外国人乗員コーディネーター、ディズニー建設プロジェクトのランゲージスペシャリスト、
同時通訳を経て、国際ビジネスサポートおよびコンサルティング会社を起業。
日本および海外の大手グローバル企業向けにバイリンガル専門人材派遣事業と国際ビジネスサービスを立ち上げ、
日系大手IT企業の海外新規事業開発(太陽光エネルギー)や、米国およびマレーシア企業の日本進出を成功に導く。
また、海外での再生可能エネルギープロジェクトや、オーストラリアでのソーシャルビジネスに携わり、
その後、プラスチック削減と脱炭素データ管理アプリを開発するスタートアップを起業。
現職に至る。日本大学生産工学部講師、慶應義塾大学大学院付属システムデザインマネジメント研究所研究員。
江 達
新卒で住友商事に入社、化学品部門で電子材料関連のトレードを中心にサプライチェーン開発業務に従事、
自動車部門異動後は海外自動車販売会社の事業運営を担当し、自動車メーカーへの出向も経験。
2014年にドームに転職、アパレル商品のサプライチェーン統括、物流拠点新設とオペレーション自前化を主導。
2017年よりユーグレナに入社し、バイオジェット燃料(SAF)の事業開発をリード、
海外石油大手との商業化プロジェクトを推進し、マレーシアプラント建設への道筋を確立。2024年5月より現職。
竹村 浩一
1982年に国内大手界面活性剤化学会社に入社後、2018年に退社するまで、家庭用、工業用化学品のプロセス開発、
ならびに、ラボスケールからパイロットスケール、実機スケールへのプラントのスケールアップ研究、
さらに、国内外の同化学品の生産プラント建設、試運転、生産、保守、改善活動に従事するなど、
プロジェクトマネージャーとしても活躍。
これらの活動を通じて、数々の社内表彰を受賞。2021年12月に当社着任後、2022年1月より技術開発部長に就任。
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