仕事内容
急速に発展する自動運転・生成AIなどの侵襲的テクノロジーが社会に浸透する中で、「その安全性は本当に証明できるのか?」「なぜこの判断をしたのか説明できるのか?」という問いへの答えが求められています。
本ポジションでは、様々な産業領域にこの革新的技術を広げ、実社会の課題に応えるソリューションを共創するミッションを、CEO直下で中心となって推進していただく方を募集いたします。
主な業務内容:
⚫︎顧客企業(主にエンタープライズ)の技術課題やニーズをヒアリングし、SpecForgeによる形式仕様記述を活用した解決策を提案・設計
⚫︎概念実証(PoC)や実プロジェクトの立ち上げ・推進・納品までのプロジェクトマネジメント
⚫︎顧客エンジニアへの技術支援・研修・導入サポート
⚫︎形式手法やSpecForgeに関する啓蒙・教育活動(セミナー登壇、技術ドキュメント作成など)
会社紹介
株式会社イミロンは、国立情報学研究所およびJST ERATOの先端研究成果を活かし、「形式手法」という論理学に基づいた数理技術を軸に、ソフトウェアやシステムの仕様を数学的に厳密に記述・検証することで、設計段階の品質保証から、運用時における説明責任を実現する、エンジニアリングプラットフォーム「SpecForge」を開発・提供しています。
必要な経験・スキル
【必須スキル】
o 形式手法に関する基礎知識、または、数学や論理学の素養
o 複雑な技術を専門外にも伝えられる高いコミュニケーション力
【歓迎スキル】
o 大学や研究機関での形式手法に関する研究経験
o ソフトウェアまたはシステム開発におけるプロジェクトマネジメント経験(目安3年以上)
o 開発プロセスや品質保証に関する深い知見
o 顧客ヒアリングに基づく提案・コンサルティング経験
o 特定のプログラミング言語(Haskell, Rust, Pythonなど)における高度な開発経験
【求める人物像】
o 新しい技術や未開拓な分野に挑戦することを楽しめる方
o 顧客の成功を自らの喜びとし、長期的なパートナーシップを築きたい方
o 自社の技術に誇りを持ち、その価値を社会に広めることに情熱を持てる方
o 自律的に考え、行動し、プロジェクトを推進できる方
o インターナショナルな組織の中で、他者を尊重しながら、協働できる方。
【組織体制】
・CEO直下での事業開発部にて、ディレクター候補として動いていただきたいと考えています
募集概要
(フルタイムの場合)
株式会社イミロンについて
Vision
論理の力で”安全”と”なぜ”をデザインする
About /社名の由来
いみ-ろん【意味論】
1. 計算機科学 (= コンピュータの数学) の一分野。狭義には論理計算式の「意味」や「解釈」についての理論をいう。
2. ふるまいを数学のコトバでモデリングして、その本質の理解をめざす学問、および技術。
事業内容
国立研究開発法人 科学技術振興機構における大学発新産業創出プログラム、JST START 起業実証支援の成果(課題名:ソフトウェア品質の論理的説明技術による、自動運転の本格普及の実現・研究代表者:蓮尾 一郎(大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所(NII))をもとに「株式会社イミロン」を設立しました。
イミロンでは、自動運転や生成AIをはじめとする侵襲的新情報技術(社会のあり方を大きく 変える情報技術)に対し、論理学に基づくセーフガード技術や論理的説明技術を提供。
「安全性」「信頼性」「説明責任」を飛躍的に向上させることで、社会への受け入れ方を明示化し、人間中心の安心・安全な情報化社会の実現に貢献していきます。
【開発・提供しているプロダクト】
数学的に厳密な「形式仕様」をAIと組み合わせて鍛え上げる、エンジニアリングプラットフォーム「SpecForge」を開発・提供。大規模かつ複雑化するミッションクリティカルシステムの「安全性」「信頼性」「説明責任」を飛躍的に向上させることを可能にします。
CEO / 創業者
足立正和
大阪大学卒業後、カーネギーメロン大学でのポスドクを経て、2007年豊田中央研究所に入所。
車載ソフトウェア研究の中心地である欧州への最初の赴任者に選ばれ、現地でのR&D活動の立ち上げを担当。その後、エンジニアリングコンサルを経て、2017年株式会社デンソーへ入社。
2020年からデンソードイツにて欧州R&Dチームを統括し、基盤ソフトウェア、自動運転、セキュリティ、サプライチェーンデータ管理に関する活動に従事。海外と日本、基礎研究と実応用を結ぶブリッジパーソンの役割を長く担う。
メンバー
蓮尾 一郎
国立情報学研究所 アーキテクチャ科学研究系教授、数理的高信頼ソフトウェアシステム研究センター長、学術博士(Radboud University Nijmegen, 2008)。京都大学数理解析研究所助教、東京大学大学院情報理工学系研究科講師・准教授、国立情報学研究所准教授を経て現職。2016年10月から JST ERATO 蓮尾メタ数理システムデザインプロジェクト研究総括。専門は理論計算機科学、特にシステム検証、プログラミング言語理論における数学的構造に興味を持つ。国際会議 CONCUR 2014 最優秀論文賞、国際会議 ICECCS 2018 最優秀論文賞、国際会議 CAV 2024 Distinguished Paper Award、科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞 研究部門などを受賞。
James Haydon
インペリアル・カレッジ・ロンドンでコンピュータサイエンスの理学修士号を取得し、オックスフォード大学で代数幾何学とカテゴリー理論を専攻して数学博士号を取得、さらにヨーロッパをリードする関数型プログラミングのコンサルタント企業を含む複数の名門企業でシニアエンジニアやテックリードを経験。JST ERATO 蓮尾メタ数理システムデザインプロジェクトでは開発チームリードを務め、蓮尾と共にシステム設計に形式手法を適用する研究に従事。専門分野は、ドメイン固有言語の設計、関数型プログラミング、およびWebシステムアーキテクチャなど多岐に渡る。
ファイナンス情報
ファイナンス情報を閲覧いただくには会員登録が必要となります。